
今回のセミナーは、オクラをとりあげました。
まずは、オクラのフリットから。小麦粉と米粉で揚げてみて、食感の違いを確かめる。衣はできるだけ単純に、小麦粉と水だけ、米粉と水だけ、で。画像の左側、白っぽいのが米粉で、右側のちょっとうす黄色いのが小麦粉です。粉に対する水の量が多めなので、どちらもさらっとしています。


揚げたものを実際に試食。塩と黒コショウだけでシンプルな味付けで。
ほとんど見分けが付きませんが、左側の皿が小麦粉、右側の皿が米粉。食べ比べると、小麦粉はさくっとした歯ごたえで、米粉はカリッとした歯ごたえだけどもちもちした感触。揚げたてを食べているので、どちらも美味しい。これは、もう、好みの問題としかいいようがない。いずれにしても、オクラに軽く衣を付けて食べると美味しいことには間違いないです。



次は、オクラの肉巻き。
豚バラ肉の薄切りなら、きれいに整えてくれているので、巻き付けるのも簡単です。特に小麦粉など付けなくても、くるくる巻いていって、最後にぎゅっと全体を軽く握ればできあがり。



フライパンでふたをしながら焼いた後で、しょうゆとみりんを焼き付けます。

最後は、オクラをすりつぶして入れたお好み焼き。
刻んですり鉢でするなどするのは大変なので、小さなミキサーですりおろしにします。または、ブレンダーでもすりおろしにできます。





シンプルに、キャベツと豚バラ肉の薄切りだけのお好み焼き。タネは小麦粉と卵にこのオクラのすりおろしを加えたもの。




ふわっととろけるような仕上がりです。キャベツが美味しいというのもあるけれども、オクラの貢献も大きいと思います。
夏の終わりの時期に、オクラは、食卓に上せる野菜として貴重な戦力になるので、継続的に追求していきたいと思います。